2012/02/14

GREEN LIFE























世界各国で写した植物の写真を中心に
今の暮らしに影響を与えた
場所、人、そして植物
そんな事が書かれている

著者の熊谷隆志さんを知ったのは
インテリア雑誌で特集されてた
彼の自宅の「庭」を見て

本人のイカツイ顔つきと
穏やかな庭の緑の様子があまりにも似合ってなくて
何やってる人なんだろう?と興味津々
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1970年生まれ
渡仏後、スタイリストとして活動開始
フォトグラファーとして
広告、雑誌等で活躍する傍ら
様々なファッションブランドのプランディング
ショップ内装のディレクションなど
幅広い分野で活動中
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やたらカタカナの多いご本人の紹介文
おっしゃれ〜な業界のおしゃれ番長として
君臨している人なのだろうか

「モノ」を選ぶ事は
自分の暮らし方の方向性を示す事だと思う
気に入った、ひとつの鍋を大事に使い込むのか
安価な鍋をたくさん買って
壊れたら買い替えていくのか
それはお金をたくさん持ってるから
色々なものが買えるという意味ではなく
やはり「自分の暮らし方」への
こだわり具合なのだろう

熊谷隆志さんはサーフィンと出会ったことが
人生の大きなターニングポイントになったようだ
夜型から朝型に生活が変わってゆき
自然回帰へと心が向かい
緑に囲まれて暮らす
GREEN LIFEへ導かれていく様子が
彼が写した写真から伝わってくる

最後のほうのページには自宅の庭が写されている

緑はすぐには育たない
時間をかけてこの形になるように考えて植えられ
手間をかえて育てられているのだろう

私は田舎で暮らしながらも 
GREEN LIFE とは無縁の生活だ
だけど、自分自身の暮らしの方向性が
少し変わり始めているのも感じる
サーフィンは出来そうにないけど
せっかく海に囲まれた島に暮らしながら
夏でも海で泳いでいない
この現状を考え直したい

海外に行った時のみ海に入るのは、きっと
「いい年の大人が子どもも連れないで
泳いでるなんて、かっこ悪い」
「田舎では目立ってしまう」
「太ったこの身体をヒトサマにお見せするなんて」
たくさんの警戒や
つまんない自尊心が自分を縛っている

すぐに自分を変えるのは無理だ
だけどすこしづつ GREEN LIFE にはまっていこう
あせらないで自分の生活を見直していこう
かっこいいモノ
好きなモノを選んで自分のまわりに置いていこう

ページをめくって写真をながめて
添えられた文章を読んでいくうちに
そんな気持ちがフツフツと湧いてくる
すてきな本です