2011/08/16

The Selby is in your place

最近買った本
トッドセルビーという写真家が
いっぷう変わった人の、職場や部屋を撮影してる写真集



トッドセルビーを知ったのは、カーサブルータス5月号の特集
写真からは、その被写体が持ってる
「オモシロサ」「ヘンなカンジ」が伝わってくる

ただの、インテリア本ではなくて
「カッコヨク」作っているんじゃなくて
きっと、トッドセルビーが被写体に興味を持って
「この人、どんなとこで仕事して
どんな人と暮らしてるんだろう?」
って思った人のお家へちょっとお邪魔して
写真撮ったんだろうなあ

カーサブルータスの紙面でトッドセルビー自身がインタビューに

「今も興味があるのは家じゃなくて、人なんだ
若い頃からちょっと変わった人に惹かれる傾向があった」

って答えてたり

「有名人の家ってだけで撮るのは好きじゃない
お金持ちがお金をかけてデコレートしたマンションが
面白いと思わないしミニマリストは退屈だ
僕がやりたいのは、面白い人たちがいて
そのひとたちが住んでる家がその人柄を反映してるっってこと」

と答えてる

最近、インテリアの本を眺めてても
なんか、面白くないなあ…って感じてたのは
きっと、その部屋に住んでる人たちの持ってるものが
「どっかの本で見た、あこがれの誰かの、あのセンス」
って感じてしまうからなんだろう。。。

この写真集に出てくる人たちの部屋は
散らかってたり
過剰にモノが多かったり(しかも、偏っている)
まったく動線なんて考えられてなかったり

正直、すべてをそのままそっくり
まねしたいと思えるインテリアなんてなかった
こんな落ち着かない部屋でよく眠れるもんだなあって思ってしまうくらい
でも
この部屋に住むこの人のところへ遊びに行きたいって思う

きっと、その部屋に、その人が住んでるって事が重要なんだ!
その部屋はその人そのものなんだって思わせるのは
その人自身の持ってる「何か」が大事なんだろうね

残念ながら、私の部屋は
「どっかの本で見た、あの人の、あのセンス」ってカンジ
でも、自分の部屋のこのカンジが一番、今の自分には落ち着く
フツーなんだなあ。。。私って。

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